シンガポールでの犬の心臓外科手術

こんにちは。

寒い日が続きますが体調など崩してはいないでしょうか?

昨年末にJASMINEどうぶつ循環器病センター研究員として参加してきたシンガポールの動物病院「Animal Recovery Veterinary Referral Centre]での心臓外科手術に関してご報告いたします。
シンガポールは物価も高く家賃も高いため犬を飼育できるのは一軒家に住んでいる富裕層のようです。
今回JASMINEどうぶつ循環器病センターに心臓外科の依頼をした病院はシンガポールでも人気のある病院です。
いやしかし12月だというのに半袖半ズボンでも汗ばむ陽気でした。

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<Animal Recovery Veterinary Referral Centreの外観>

今回は2頭の僧帽弁閉鎖不全症の犬に対し体外循環を用いた弁形成術を行ってきました。
ちょっと臆病なチワワちゃんとおとなしいMIXのワンちゃんでした。

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<JASMINEどうぶつ循環器病センターの原田先生とシンガポールスタッフのみなさん>

慣れない環境での手術は準備等に戸惑いも多いですが始まってしまえば集中するだけです。
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<手術風景 左がJASMINEどうぶつ循環器病センター長で執刀医の上地正実先生 助手が私>

手術は無事に終わり術後のケアは現地スタッフに引継ぎしました。

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<手術後のチワワちゃん>

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<左からJASMINEの水野先生 原田先生 上地先生 私 研究員(北の森動物病院院長)沢田先生>

ところ変われば器具機材も使用薬剤も違ったりします。
郷に入っては郷に従うことの大切さがわかります。
やりやすさやりづらさ、いろんな経験が私たちをより豊かにしてくれるのだとつくづく感じました。
以上、シンガポール出張でした。

池上アクア動物病院
水越 崇博

医療のお話|水越 崇博|2016年02月04日

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